[路地伝説」

この写真は2003年8月にコンタックスサロンで開催したものです。
京都写真美術館のアーカイブス(下線をクリックしてください)にも収蔵されています。

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人々が住んでいる場所、特に下町の路地ではその生活の「あかし」といったようなものが、通りや建物などにまとわりついている。路地には、そこに住んでいた人々の生活や時間の流れなどが、潜み、定着している。下町の路地ではそのようなあかしが顕著なのは住む人の慎ましく、暖かい心がそこここに漂っている事によるのかもしれない。

このようなどこにでもあるような場所でも、夕方など太陽の差し込む方向や角度により、一瞬ではあるが、これまでとは違った陰翳に富む世界が現れ、輝くときがある。

撮影場所は東京の下町(浅草、浅草橋、入谷、上野、御徒町、蔵前、下谷、鳥越、根岸、月島、本郷、湯島、千駄木、押上、京島、向島、赤羽、東十条、王子、尾久、日暮里、南千住)である。